VAIO type U に CentOS5 を入れていたが、Ubuntu 10.10 Desktop 日本語版 を ネットワークインストール してみた。
CentOS では、php, ruby などの各種バージョンが古めなことで、使いたいもののインストールに手間がかかるので、手軽に使えそうな Ubuntu を試してみようと思った。
今回、なぜ ネットワークインストール にしたかというと、CentOS にして以来、外付DVDドライブやUSBメモリからのブートが出来なくなってしまったからだったりする。
参考にしたのはこちらのサイト→ 古いノートPCで Ubuntu 9.04 LiveCD のネットワークブート
上記サイトでは、バージョン9.04 をインストールしているが、今回は 10.10 Desktop 日本語版 をインストールしたため若干異なる点もあった。
まず、インストール前に手元にあったもの。
- CentOS5が入っている VAIO type U
- VMware Fusion をインストール済みの MacBook Air
- DHCP機能がついているルータ
行った手順
- MacBook Air の VMware Fusion に PXEサーバとなる Ubuntu をインストール
- PXEサーバの設定
- VAIO type U に PXEサーバから Ubuntu をネットワークインストール
- インストール後のネットワーク設定
以下、それぞれの手順について詳しく。
1. MacBook Air の VMware Fusion に PXEサーバとなる Ubuntu をインストール
MacBook Air で、Ubuntu Desktop 日本語 Remix CDのダウンロードページ から
ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso(CDイメージ) をダウンロードする。
VMware Fusion で ダウンロードした iso ファイルから 新規仮想マシンを作成(以下 UbuntuVM と略)。
UbuntuVM は、VMware Fusion の設定で、ネットワークを ブリッジ接続 に設定する。
2. PXEサーバの設定
UbuntuVM を起動し、アプリケーション>ターミナル を立ち上げ、ifconfig でローカルIPアドレスを調べる。
自分の環境の場合、
・ルータ→ 192.168.73.1
・UbuntuVM→ 192.168.73.6
となっていた。
ローカルIPアドレスを調べたら、PXEサーバの設定をする。
sudo su -
mkdir /pxe
mkdir /pxe/images
mkdir /pxe/images/ubuntu
mkdir /pxe/pxelinux.cfg
wget http://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/syslinux-4.03.tar.gz
tar zxvf syslinux-4.03.tar.gz
cp syslinux-4.03/core/pxelinux.0 /pxe/
cp syslinux-4.03/com32/menu/menu.c32 /pxe/
vi /pxe/pxelinux.cfg/default
以下の内容を書いて保存。
DEFAULT menu.c32
PROMPT 0
NOESCAPE 0
ALLOWOPTIONS 0
TIMEOUT 600
MENU TITLE PXE Boot Menu
LABEL Ubuntu Jaunty Live Desktop
kernel images/ubuntu/casper/vmlinuz
append boot=casper netboot=nfs nfsroot=192.168.73.6:/pxe/images/ubuntu initrd=images/ubuntu/casper/initrd.lz — splashd
LABEL Ubuntu Jaunty Live Install
kernel images/ubuntu/casper/vmlinuz
append boot=casper netboot=nfs nfsroot=192.168.73.6:/pxe/images/ubuntu initrd=images/ubuntu/casper/initrd.lz — splash only-ubiquity
以下の手順で、UbuntuVM の中でも、Ubuntu Desktop 日本語 Remix CDのダウンロードページ から
ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso(CDイメージ) をダウンロードし、マウントする。
これは、最終的にネットワークインストールに使うイメージとなる。
wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/ubuntu-jp/release-cd/releases/10.10/ubun
tu-ja-10.10-desktop-i386.iso
mount -o loop,ro ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso /pxe/images/ubuntu
マウントできたか確認。
と打って、ディレクトリやファイルの一覧が表示されたら、マウントできている。
以下の手順で、dnsmasq と nfs-kernel-server をインストールし設定。
apt-get install dnsmasq nfs-kernel-server
vi /etc/dnsmasq.conf
以下の内容を書いて保存。
no-hosts
server=/localnet/192.168.73.1
dhcp-range=192.168.73.10,192.168.73.20,2h
dhcp-boot=pxelinux.0
enable-tftp
tftp-root=/pxe
dhcp-option=3,192.168.73.1
以下の内容を書いて保存。
/pxe/images/ubuntu *(ro,all_squash,no_subtree_check,crossmnt)
dnsmasq と nfs-kernel-server を再起動
/etc/init.d/dnsmasq restart
/etc/init.d/nfs-kernel-server reload
3. VAIO type U に PXEサーバから Ubuntu をネットワークインストール
ネットワークブートできるよう、VAIO type U のBIOS設定をする。
起動音が聞こえたらすぐに F2 を押すと、BIOS設定画面が現れる。
Advanced の Network Boot を Enabled にする。
Boot の Boot priority order で Network を最優先にすべきところを、念のため Network のみ有効とした。
設定を保存して Setup Utility を終了する。
すると、何やらネットワークを探しているような白い文字が数秒間表示され、しばらくすると、参考サイトにあるような PXE Boot Menu という画面が表示される。
↓カーソルキーで Install の方を選択し、Enter。
Ubuntu ロゴが表示され、インストールが始まるので、ユーザ名などなど記入し、インストール。
インストールが完了したら、再起動。
このとき、再度 F2 で BIOS設定画面を開き、
Advanced の Network Boot を Disabled に、Boot の Boot priority order を元に戻して、F10 で保存・BIOS設定終了する。
4. インストール後のネットワーク設定
Ubuntuを再起動して気付いた。
ネット繋がらない!
ifconfig で確認するも、eth0 は無く、lo だけが表示される。
sudo vi /etc/network/interfaces
eth0のところを dhcp と書き換えて、保存。
auto lo
iface lo inet loopback
auto eth0
iface eth0 inet dhcp
ネットワークを再起動。
sudo /etc/init.d/networking restart
これで、ネットに繋がった。
おまけ
インストールしたままでは、ssh でリモートから接続できないようなので、OpenSSH をインストールする。
sudo apt-get install openssh-server
GUIでリモート操作するには、リモートデスクトップ設定をする。
参考サイト→ Ubuntuマシンにリモートデスクトップ(VNC)で接続
正しくインストールできたことを確認したら、PXEサーバとしての UbuntuVM はもう使わないので、シャットダウンしてVMファイルごと削除。